科目別学習法
(注:記述から年数が経過しております。最新の情報に留意しつつ、参考程度にご参照ください)
今の試験科目を見て私の第一印象は正直なところ、複雑です。これまで法令科目に含まれていた内容が「一般知識」に移行し、残された真の「法令科目」が重視され、一般教養にあった(私が大の苦手としていた)理数系の科目がなくなったこと。以前から指摘されてきた「実態に即した内容に」との要望に少しは近づいたようですが、実際今受験してみたらどんな感じだろうということは想像がつきかねます。ただ、ある程度この分野を得意とする人にとっては間違いなく朗報だと思います。私が受験をためらった頃の理由のひとつに「理数科目がある」ということもありましたので。
法令科目
法令科目(憲法、民法、行政法、商法、基礎法学)
法令科目は全体的にみても中核となる部分ですのでじっくりと取り組む必要がありますが、基本書を決めたらまずは目次の部分を見てみましょう。どういうことを学ぶのかということをおよそ頭にインプットしておき、今どのあたりを取り組んでいるのかを常に意識しましょう。基本書の始めの方などに学習のポイントのようなものが書いてあればそれを参考にし、太字や色を変えてある部分、過去問を参考にして実際に出題がされている箇所を重点的に理解するように努めます。
憲法では国民の権利義務を図解にし、著名な判例は結論を○☓式に一覧できるようにしておくと把握しやすくなります。
民法は表見代理、物権変動、契約など、中核となる部分は時間をかけて取り組みましょう。基本書でわかりにくいところは自分にとって読みやすい書物を探しておき、ちょっとした時間に読むのもよいでしょう。開業してからもきわめて重要な意味をもちますので、覚えておいて損はありません。
一般知識
一般知識 政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解(行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法、労働法、税法等を含む)
かつて法令科目であった行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法、労働法、税法等については基本書を丹念に把握していくしかありません。理論的にさほど難しい部分はありませんので、過去問を解きながら「詰め込み」式の学習で十分だと思います。行政書士法は登録の手続きなどを図解にしてイメージで捉えるとよいでしょう。基本書ではいずれもさほどページ数を割いていないようですので、細切れ時間を有効に利用するのも効果があります。
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