行政書士試験
行政書士試験の概要は以下の通りです。
実施者 都道府県知事が財団法人行政書士試験研究センターに委託
受験資格 制限なし
試験日 11月第2日曜日
出題範囲 法令 憲法、民法、行政法、商法、基礎法学
一般知識 政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解(この中には平成17年度まで試験科目であった行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法、労働法、税法等も含まれます)
試験方式 5肢択一式マークシートと、40字程度の記述式(法令科目のみ)
配点 択一式110点 記述式30点 計140点満点
合格ライン 6割(84点) 法令科目が5割、一般知識が4割の「足切り」があるとされます。
私はといいますと、96点で7割弱という得点でしたので、平年並みの合格率であってもどうにかなったものと確信しております。出題ミスにより全員正解とされた問題についても、私はもともと正解でしたが、他にも正解に等しいとされる肢があったとして、「その他大勢」の方に割り込まれる格好となりました。ただし、ほとんど力をいれていなかった民法が得点源となっていたところをみると、過去に積み上げたものがなかったらと思うとヒヤリとします。行政法の得点が伸びなかったなど、課題はありましたがとにかく1回で合格という目標を達成できてほっとしました。
行政書士試験の難易度
かつては、比較的難易度が低い時代もありましたが、国家資格への移行後は、「高卒以上」という受験資格の撤廃、昨今の不況や将来不安による資格に対する需要の増加、行政書士法改正による職域拡大や法科大学院の創設といった環境の変化、さらにはマンガ「カバチタレ!」の影響などもあいまって、受験者は急増し試験内容にも著しい難化がみられます。
平成18年度からは、試験科目や出題形式に一部変更があり、内容的にも司法試験を思わせるような判例文の引用や、学説の理解を問う問題などが出題され、より深い法律知識や法的思考力を問われるようになっています。
行政書士人気と合格率
行政書士試験の合格率は平成に入ると間もなく一ケタ台に突入し、難関資格のひとつとなっています。受験申込者数も週刊マンガ誌に「カバチタレ!」の連載が開始された翌年に申込者数が1万人近く増えて、さらにTVドラマでの放送がされた平成13年には申込者数が2万人近い増加をみせ、「カバチタレ!」効果の大きさが如実に示されています。合格率も2%台という異常な難関になったこともありましたが、近年は10%前後で推移しています。
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