行政書士受験Q&A
・法律知識がなくても短期合格できる?
まったく法律知識がない、という方にはある程度の法律的な素養を身につけるための期間が必要になってきます。私の場合は司法書士を目指していた頃の「積み重ね」があったために、行政書士試験に関しては短期間の準備で成果を得ることができましたが、民法だけでも一通りの理解を得るには3ヶ月程度は最低でも必要になってくると思います。特に民法は条文の数も多く、実際に開業したあかつきにも市民生活に密接に関連した、法律家としての基本的素養ともなるものですので、深く学習しておいて損はありません。ここの理論的な部分が把握できれば合格は大きく近づいたとみても過言ではありません。
・働きながら、独学でも合格できる?
行政書士試験は択一式の問題が多く、理論的に難易度はさほど高くないため、基本書と過去問、六法があれば働きながらでも合格は可能です。両立させるための生活スタイルの確立と、その中での勉強になじむまでの要領といいますか、短時間に集中して取り組む態勢が整えば、1日3~4時間、半年~1年程度の準備があれば十分合格できる試験であると確信しております。
・効果的な勉強法・教材は?
勉強法については、このサイトで私が述べることはあくまでも一例です。自分にとってもっとも効率的に理解するノウハウを見つけることができればそれがベストです。教材については実際に中身を見たり、書評を参考にしたりして、基本書をどれか1冊に絞ることが重要です。過去問もできれば同じ出版社のものである方が、該当ページを参照できたりして好都合です。受験指導校や通信教育は、勉強仲間を作ったり、モチベーションを維持したりするには有効です。ただし、目標を「短期合格」に絞るならば、必ずしも有効とは言いがたい一面もあります。通学が可能な条件にあるようでしたら、模擬試験は直前に一度受けてみるのは良いと思います。
・ズバリ、かけた費用は?
私の場合、行政書士試験受験のために新たに購入したものは書籍のみ、基本書と過去問でしめて8.400円でした。六法も古いものをそのまま継続して使っていましたが(これはあまり望ましいことではありませんが)、あらためて手にする機会はほとんどありませんでした。もっとも、司法書士受験の際には算定不能なくらいにつぎ込んでいましたが・・・。行政書士試験に関してはかりに一から始めたとしても、民法に若干の補助教材があれば十分だと思います。短期間で成果を出すためには基本に忠実であることが第一ではないでしょうか。
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